たいていの英語の本

2011-08-12

たいていの英語の本は、専門家が、「やさしく学ぼう」とか「中学英語だけでオッケー」とかでイラスト入りです。高い位置から、しかし敷居は低く英語学習を誘います。だから「これなら私にもやれそう」と思うコンシューマーが多くなるのでしょうが、現実はそんな甘いものではなく「カンタンすらすら系」の本を買い込んで、積んでおくだけ。そういう人は他の方法をやっても同じで、教育テレビやラジオも秋にはテキストを使わなくなる。英会話学校も「ちょっとしたつまんない英語以外の理由」で通う気を損ない、前払いの授業料をドブに捨てる。OLを辞めてまでして実行した3ヵ月のプチ留学も、買い物して遊んで帰ってきただけ。そして仕事や家庭が忙しいという理由でフェイドアウト……でもしばらくすると「やっぱりやらなきゃマズイ」と思い、書店の英会話コーナーへ足を運んでみる……。そんなことを何年にもわたって繰り返す。そしていつまで経っても英語がしゃべれない。一生英語ワールドに「憧れて」終わり。そんな人たちの話を多く聞きます。気の毒です。勇気がないばっかりに。私も実際はそういう一人だったから、そういう人たちの気持ちがわかるし、ある程度しゃべれる今も「最近やってないからマズイんじゃないか」という不安は常にあります。でも、あるレベルの壁まで突破すれば、その後の葛藤の質も違ってくる。