就活エリート問題、就活をめぐる諸問題の根源は、大学生が増えすぎたことにある。大学進学率が4割程度で収まっていたら、今のような事態には至らなかった。本件の発端は、大卒無業者の急増に代表される格差問題である。これが、社会不安をあおり、大学生のリスク回避志向を高め、一方で、各社の求める人物像・採用手法の画一化、採用時期の一極集中化とが相まって、現在の混迷をもたらしている。しかし、大学進学率が4割に戻ることはないだろう。
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今後、18歳人口は減る一方であり、経営難に陥って倒産する大学は多少出てくるだろうが、進学率を押し下げることは難しい。つまり、大学生とは、今後も、能力的にも意欲の面でも極めて多様な存在であり続けるということだ。そのような多様な対象に、同じようなシステムを対応させる、という発想をリセットする。改革は、そこからスタートしなくてはならない。