インキメーカーは、DIC(旧・大日本インキ化学工業。2008年4月に社名変更)、東洋インキ製造といった大手のほか、新聞インキを専門とするサカタインクス、UVインキで国内60%のシェアを誇るT&KTOKAといった専門分野を活かしたメーカーなどがしのぎを削っている。東洋インキ製造は、サカタインクスと資本および業務提携関係を結んでいるほか、合弁会社を設立するなど、両社のシナジーによる事業強化を図っている。また、DICは、いち早くグローバル化を推し進め、現在、世界約印力国に213社の関係会社を展開している。2008年2月に、相次いで環境対応型インキの基準未達問題が発覚した。これを受け、印刷インキ工業連合会は、日本印刷産業連合会に対し、調査結果をまとめた報告書を提出した。これによると、調査対象印社のうち、ソイシールまたはエコ了−ク添付製品を出荷しているのは28社で、基準未達製品があったのは14社。特に新聞インキでは、ソイシール添付出荷量に対する基準未達製品の出荷量の比率が51・8%にも及んでいた。インキメーカー各社では、基準未達インキの在庫品の回収、マークの排除、他用途への転用などの方策を検討していくほか、再発防止への体制構築に努力するとしている。印刷機械メーカーとは、印刷会社、製本所などで使用される、印刷に関連する各種機械を製造する事業者を指す。経済産業省の「機械統計」では、「印刷機械」は「平版印刷機」「産業用デジタル印刷機」「おう版印刷機」「その他の印刷機」の四つに分類されている(「産業用デジタル印刷機」は2005年から新規調査)。2007年の同統計によれば、印刷機械の生産高は2807億4800万円で、前年に比べて、約135億円増加している。内訳を見ていくと、平版印刷機が2154億9900万円と全体の約77%を占めている。そのほか、おう版印刷が34億9600万円、産業用デジタル印刷機が224億9700万円、その他の印刷機が392億5600万円となっている。また、生産台数では平版印刷機が2250台、おう版印刷機が17台、産業用デジタル印刷機が3万346土台、その他の印刷機が2390台で、合計3万8118台となった。印刷業界は多少厳しい状況にあるものの、こと印刷機械に関しては、景気の動向にもあまり左右されることなく、堅調に推移しているといえる。特に今後は、必要なときに必要な部数だけ印刷するPOD(『會{呂Fヨ目巳により、デジタル印刷機市場の成長が注目される。