マンションの資産価値を決める場合の要素は非常に多くあります。多くの人は、プロを含めて、環境や立地、駅からの距離、建物の質や管理、広さや間取りなどが重要であると考えがちです。それはそれで正しいのですが、最も大切な要素が欠落しています。最も大切な要素とは「購入した年」なのです。1982年(昭和57年)にマンションを購入した人は、指数74・6と30年近く経つたいまでも、購入時のほぼ75%の資産価値をもっていますが、バブル期の1988年(昭和63年)から1992年(平成4年)ごろは軒並み指数30くらいになっています。これはワインのヴィンテージのように、建物がよくできた年やできが悪かった年があったからではありません。この原因をみるために、過去のワンルームマンションの価格をみてみましょう。1982年の平均専有面積は22・21平方メートル、平均価格は1432万円でした。1990年の平均専有面積は18・94平方メートル、平均価格は2791万円となっています。