本を投資対象と考える新鮮な視点にしろ、ビジネスマンに対する多読法を提唱したベストセラーの著者方が、レバレッジ・リーディングを生み出したのは、ある思い込みが外れたことにあります。その思い込みというのが、「本は最初から最後まで読み通さなければならない」というもの。その著者は20代でアメリカのビジネススクールに留学しますが、授業準備のために読まなければならない膨大な書籍・資料に圧倒されたといいます。途方にくれる中で、授業準備という目的に絞って、思い切って重要な部分だけを読むことにしたのです。わからない単語は無視し、かなり飛ばして読んだといいます。すると、思いのほかきちんと意味がつかめ、授業についていくのに十分だったという体験をしたのです。「このとき、わたしは生まれてはじめて、本って、なにも全部読まなくていいんだにということを発見したのです。このことは『本は最初から最後まできちんと読むものである』と思い込んでいたわたしにとっては、かなりの衝撃でした」