太陽が突然欠けていき、夜のように暗くなる「日食」。日食には、月が完全に太陽を覆い隠す「皆既食」、太陽の周囲だけが環状に残っている「金環食」、一部だけが欠ける「部分食」の3種類がある。突如、昼が夜に転じ、ダイヤモンドリングやコロナが輝く劇的な光景は皆既食に限られる。2009年はガリレオの天体観測から400年を記念する世界天文年。7月22日、皆既食が日本でも見られるということで、大騒ぎになったのは記憶に新しいところだ。結局この夏は雷雨や台風に悩まされ、夏らしい暑さが少なかったが、この日だけは熱く盛り上がった人も多いことだろう。これを見に、奄美大島などの南西諸島に繰り出した人もたくさん見かけられた。わたしは東京にいたが、曇りがちな天気のなか、たまたま空を見上げたタイミングに欠けている太陽を拝むことができたラッキーなひとりだ。