コンポストが普及しないワケ

2011-09-16

家庭などで戸別にコンポスタというような簡易堆肥化装置を置いて、台所ごみなどをコンポストにし、庭の樹木や草花に施用することも行われていますが、本格的にはやはり農家が喜んでそのコンポストを使用してくれないと効果が上がりません。それが普及しにくい理由として、第一に、ごみ中にプラスチック、ガラス、有害物質などが混在するようになって、良質のコンポストができにくいこと、第二に、農家がコンポストを使いたがらないことなどが指摘できます。第一の問題は他の資源のリサイクルでも共通の問題で、消費者に完全な分別排出をしてもらわないと解決しません。第二の問題はむしろ農業の構造的問題もからんでいて、何とか打開策を講じないと、日本の農業生産全体の将来が暗くなってしまいます。化学肥料や配合肥料では畑に少量ばらまくだけですみますが、コンポストを施用するためには、作物を植え付ける前に畑に溝を掘ったり、果樹の幹の周辺に溝を掘って埋め込む作業をしなければなりません。