世界ブランドを目指す

2011-02-17

私はサマンサタバサを始めた段階で、すでに世界ブランドを目指していました。それは、まずスタート地点で歴史や伝統と戦わねばならない、ということを意味します。何もしないうちから、“日本のブランドである”というだけで、100年、200年のビハインドがあるわけです。ですからまず、「絶対に世界ブランドになる」という強い意志を込めて、グローバルで通用する社名に決めました。そのためか、冒頭のようにサマンサタバサが日本のブランドであることをご存じない方も、意外と多いようです。ブランドはいまやボーダレスの時代に入っており、誰もが参入できるチャンスがあるのも事実です。ですが、ブランドを魅力的にするのにもっとも手っ取り早いのは歴史を語ることです。もちろん1994年に始まったブランドに――商品やデザインに関しては絶対的な自信を持ってはいますが――語るべき歴史や背景を持たせることはできません。